PENTAX -K70を3年間使用してみたレビュー
K70を使い始めて3年が経ちました。
改めてレビューを書かせて頂きたいと思います。
今回は実際撮った写真と共にご紹介します。
百聞は一見に如かず…ですよね。
※ちなみに撮った写真はレタッチ(色や雰囲気を変えること)はせずに、
撮ったままの写真を掲載しています。
こちらはこれから一眼レフを購入してみようかな?と
機種を検討されている方・一眼レフ初心者向けの記事です。
K70の良いところ5点
一眼レフを初めて使う人でもちゃんと撮れる

買ってすぐにオート設定で撮影したお花。何の知識がなくてもボタンひとつでOK。初心者にもありがたい手ぶれ補正もついてます。
初心者でも理解できるカメラの操作性が良い


これはマニュアル撮影時に必要になってくることですが。
撮影しながら設定をレバーでくるくる変えられるのが本当に助かります。
ファインダーから目を離さなくても、指先ひとつで変えていけるので、設定に時間をとられることがないです。
(写真がほこりっぽくてすみません><)
グリーン(葉/植物)・自然Photoがキレイ


PENTAXは緑色が綺麗に出ることでも有名です。確かに鮮やかに綺麗です。
自然やグリーンを撮影したい人にとっては、さまざまな緑が表現できてより表現幅が広がるかもしれません。
持ち歩き・アウトドアにおススメのコンパクトサイズ

友達に撮影して頂いた私の写真です。一番サイズ感がわかりやすいかと。
(色調などは補正しています)
PENTAX K70は他の一眼レフに比べて、小型サイズです。女性にも扱いやすいです。
使用するレンズによっては、ミラーレスと同等のサイズ感になります。
防滴防塵で雨や雪でも大丈夫
とはいえ、精密機械なので水にドボンと浸かってしまうのはアウトでしょうし、限度はあると思いますが、多少の雪雨風の中の撮影は平気です。
K70の不満な点
同期アプリ「Image Sync」が使いにくい
こちらの記事でも書きましたが、便利なアプリであるにもかかわらず、ちょっと惜しいところもあります。
この記事の中で「最初に撮った写真を呼び出すのはほぼ不可能」と書きましたが、i padで試してみたところ、大丈夫でした。なので結果、送受信する側の機器のスペック次第ということかもしれません。
カメラ側から1枚選んで送るようにできたらもっと使い勝手がよくなるのになあ。他の方のレビューも合わせてご紹介しておきますね。
ピントが甘くなりがち。ガチピンが初心者には難しい

この写真はオート設定で撮ったものですが、拡大してみると……

ピント合ってない!
これは撮影者の腕と経験によるかもしれませんがファインダー越しでピント合ってる!と思ってシャッターを押しても、実際は合ってないってことが、2年間くらい結構ありました。
撮影の回数を重ねていけば、なんとなく感覚もわかってきたり、ピントを合わせるにはそれ以外の要素も大きく関わってくることなども理解できてくるのですが、ピント合わせで少し苦労しました。

最近のピントが合ってない写真。確率的には50枚に1~2枚くらいの割合に減りましたが、ピントが甘い写真は結構あります。
AFの決定が遅い

これは1週間以内に撮った写真ですが、オレンジの花に注目して下さい。
手前と奥にあるのですが、単焦点レンズで撮影しました。
このとき、撮影者としては ①手前の花にピントを合わせる ②奥の花にピントを合わせるの2つが選択できるわけですが、まずどちらに合わせるにしても合うまでが遅い。そして、(P)「どっちの花にピントあわせりゃいいんですか?」って言わんばかりに、ピント合ったり外れたりで、シャッターも下ろせない……。
もし仮にここに蝶でも止まってて、撮影したかったとしたら飛んでいってしまってます。
カメラの性能のせいではなく、私の知識不足によるせいかもしれませんが。
引き続きフォーカスのことは勉強していきます。
測光がすぐにできない
カメラが光を感知するのに時間かかる……?
撮影しよう!と一枚目のシャッターを切った時、その設定どおりに撮影されなかったり、逆に真っ黒だったりで、通常に撮影されるのに5枚以上はかかります。
こういうのって普通なんですかね……?
ちょっと比較対象がないのでわかりませんが、個人的に困ってる部分でもあるので上げさせて頂きました。

オート設定で撮影したもの。白が飛んでしまってます。
このまま特に設定もアングルも変えずに、切った2枚目のシャッター。

同じアングル・同じ状態でシャッター切って
こんなにも光の差がでるのはなぜしょうか……?
◆総評◆
最後は個人的に疑問な点でしたが、解決出来次第またこのブログでは更新していくとして、3年間使用してみての素直な感想を述べさせていただきました。
完璧な機械は存在しません。どこを優先するかは、
買う側の選択の自由ですので、ぜひこの記事もその一考になれれば幸いです。
ただ一つ言えるのは、何も知らない初心者でも使える。さらに技術や世界観を追求したいと考える過程での、あらゆる試行錯誤にも付き合ってもらえる、初心者から中級者へ移行する為に使い倒すのにはとても優れたカメラだと実感しています。
まだ私自身、中級者と呼べるほどの自信はありません。まだまだK70とお付き合いして、自分の中で写真のの世界観を深めてから、次の中級者~上級者向けの機械に移行しても充分だと思います。
